取引所大手CBOEグローバル・マーケッツは10日夕(日本時間11日朝)、仮想通貨ビットコインの先物取引を始める。

規制が緩い現物市場が急拡大する中、公的機関の監督下で厳格なルールを適用して取引の信頼性を高め、公正な価格形成を促す。ライバルの米CMEグループも18日に先物取引を開始する計画で、大手の相次ぐ参入で取引環境の整備が加速する。

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今月8日には一時1万7000ドル(約193万円)を突破した。先物取引の開始をにらみ、投機資金が流入したのが一因とみらているが、10時間足らずの間に約20%下落した。

ビットコイン先物上場の日程が決定

  • 米国金融機関CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)ビットコイン先物2017年12月18日
  • CBOE(シカゴ・オプション取引所)ビットコイン先物 2017年12月10日
  • Cantor Fitzgerald & Co.の子会社Cantor Exchangeビットコインバイナリーオプション取引 2017年12月18日
  • Cantor Fitzgerald & Co.ビットコイン先物 2018年の前期中
  • ナスダック証券取引所ビットコイン先物 2018年の前期中

米国金融機関CME(シカゴ・マーカンタイル取引所)、CBOE(シカゴ・オプション取引所)、Cantor Fitzgerald社が仮想通貨商品を12月18日上場することを発表しました。

先物取引とは

先物取引とは、将来のある時点で金融商品を売買することをあらかじめ約束する取引のことです。

先物取引には証券先物取引と商品先物取引、株価指数先物取引などの種類があります。商品先物取引は株や債券の先物で、商品先物取引は農作物や金属、資源などの先物です。株価指数先物取引は少し特殊で、日経平均株価やTOPIXなどのような複数の株価の平均によって導かれる株価指数を取引するものです。

ビットコインの先物取引をするためにはまず担保となる証拠金を取引所の口座に預け入れなければなりません。先物取引には「買い」と「売り」の二つのやり方があり、買いのことを「ロング」売りのことを「ショート」と言ったりもします。

例えばビットコインの3か月後の先物価格が1万ドルだとすると、1万ドルでこの先物を買う約束をすることが「買い」となり、売ることが「売り」となります。

買いポジションを取った後に先物価格以上にビットコイン価格が上がればその差し引き分が利益になり、逆に先物価格を下回ると損をしてしまいます。売りポジションはその反対だと思ってもらえばよいでしょう。

先物取引と似ているものに信用取引があります。信用取引も証拠金をもとにして買いポジションと売りポジションを使い分けて取引をするものなのですが、この2つは根本的に異なるものです。

先物取引が将来のある時点で商品を売買する約束であるのに対して、信用取引は証券会社などから買いのための資金を融資してもらったり、売りのための株を借りることによって成り立っています。

ビットコイン先物の上場に注目すべき理由

こうした大手の取引所でのビットコイン先物の上場が仮想通貨市場の発展にとって重要な理由は、機関投資家の存在にあります。

機関投資家とは、顧客の資金を預かって運用する法人投資家のことで、「投資顧問会社や生命保険会社」、「損害保険会社」、「信託銀行」、「投資信託会社」、「年金基金」などが該当します。

一般的に機関投資家達は、伝統的な取引所が認めた金融商品以外には手を付けない傾向が強いようです。顧客の資産を預かって大金を運用している以上、権威ある機関のお墨付きがある金融商品以外には投資しづらいのでしょう。

つまり、ビットコイン先物がCMEやCBOE、ナスダックのような伝統的な取引所に上場することによって、ビットコインはお墨付きを得たことになり、機関投資家達がビットコインを投資対象に入れやすくなるのです。

これによって現在個人投資家達が中心となっているビットコイン市場に、機関投資家による巨額の資金が注入されることになります。

ロイター通信によると、イギリス大手のヘッジファンドであるマン・グループ(EMG.L) は、CMEでビットコイン先物が上場されれば投資ポートフォリオにビットコインを加える予定であるという方針を示したようです。

どちらにせよこれらの巨額の機関投資家マネーが流れ込むことによって仮想通貨市場はまだまだ拡大していく可能性が高いです。

今後も大手取引所でのビットコイン先物の上場が決まったらビットコイン価格が高騰するということはしばしば起きそうです。ビットコインを持っているという方は大手取引所の動きをチェックしておいた方がいいでしょう。

機関投資家の空売りによる暴落に要注意

先物取引ができるようになると、急激に高騰しているビットコインの価格を暴落させて、空売りで利益を得ようとしてくる投資家がたくさん出てきます。

特に機関投資家が参戦してくるとなると、巨額な資金で市場を操作しようとしてくるので、「ビットコイン上がってんじゃん!!これからも上がるっしょ!!」という感じで大量にビットコインを購入した素人個人投資家が食い物にされる可能性もあります。

仮想通貨はまだまだ市場規模が小さいので、巨額な資金を持っている投資家の動き一つで値段が大きく上下してしまいます。

それでもビットコイン先物が上場したらすぐにビットコインが暴落するということはないと思います。

今のようにビットコインの価格が急激に上昇している相場で空売りを仕掛けるのは機関投資家にとってもリスクが高いので、彼らもしばらくは様子を見るのではないかと思います。

まあ、こればっかりはその時になってみないと分からないことですが。

ビットコインの先物取引ができる取引所はBitflyer

国内の取引所でビットコインの先物を取り扱っているのはbitFlyer社のbitFlyer Lightningです。bitFlyer Lightningではビットコインの先物以外にもビットコインの現物・FX取引、またイーサリウムの現物取引に対応しています。

 

ビットコインの先物取引はLightning Futuresというサービス内で行うことができ、証拠金の15倍までのビットコイン取引をすることができます。

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